コスチュームジュエリーの歴史 & ジュエリーブランドサイン集 A~Z、数字
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<H>コスチュームジュエリーブランド&ジュエリーサイン集
Hagler(ハグラー) 1950年~1996年
『ジュエリー界のピカソ』の異名を持つアメリカ人デザイナーのスタンレー・ハグラーは20世紀後半に
活躍しました。
特に手吹きガラスビーズ製のバロックパールは丹念に樹脂にしたして作る為、見事な輝きです。
各ピースは糊付けせず、手作業で針金を通す方法をとっていて、裏表どちらからでも同じように楽しめ
る作りになっております。
また、二通り、三通りに付け替えて楽しめるのも特徴のひとつです。
サイン:1983年まではブロック体で【STANLEY HAGLER】以降は【STANLEY HAGLER N.Y.C】
あるいは【STANLEY HAGLER NYC】と楕円のプレートに3行で刻印。
【NYC】にコンマが付くのはハグラーがデザイナーだった時代。
コンマが付かないのは新しいデザイナーになった頃のもの。
Hattie Carnegie(ハッティ・カーネギー) 1918年~74年
ハリウッド黄金期の女優たちに愛されたブランドです。
オーストリア・ウィーン生まれのカーネギーも、20世紀初頭にアメリカに移民してきたデザイナーの、
一人です。
当初は帽子や洋服のブティックを開き、全米にチェーン店を展開し成功を収めました。
ジュエリーを手がけ始めたのは1918年になってからです。
J・クロフォードや、ジョーン・フォンテイン、タルーラ・バンクヘッドなどアカデミー賞女優達が顧客となりました。
サイン:初期のものは刻印がございません。
筆記体の【Carnegie】や、四角になかに菱形の枠を入れてブロック体の【HC】。
字体は様々ですが【Hattie Carnegie】と2行に書かれているものなど多彩です。
Hobe’(ホベ) CJ1920s(1887)~
ハリウッド黄金期の女優たちに愛されたブランドです。
19世紀にパリで金細工師をしていた一族をルーツに持ちます。
1920年代に、ウィリアム・ホベがニューヨークへ渡り、一家でビジネスを展開。
家族経営を一貫し、息子や孫に受け継がれていきました。
ブロードウェイのヒット・ミュージカル『ジークフェルド・フォリーズ』に携わったのをきっかけに、
本格的にショービジネスに関わるようになりました。
40年代には『伝説の輝きを持つジュエリー』として知られるようになり、ハリウッドのトップ女優が、
着用しました。
サイン:1918年~32年までホームベース形の中に【Hobe’ DESIGN PAT】のサイン。
33年~57年は正三角形の中に同様のサイン。
58年~83年は楕円形の中に【Hobe’©】のサイン。
【e’】には必ずアクサンが付きます。
41年~47年の戦中はメタルに銀を使用しています。
57年~65年はいくつかに年号をいれております。
Hollycraft(ホーリークラフト) 1948年~1970年中頃
1938年に創立されたジュエリーメーカーですが、ホーリークラフトの銘を使い始めたのは1948年です。
70年代半ばまで製作を続けておりました。
最もよく知られているのが、50年代に製作されたクリスマスツリーのブローチで、現在もコレクターで
は人気のお品です。
植物などをイメージして様々なシェイプのパステルカラーのラインストーンとアンティーク風の重厚感
あるメタルワークで仕上げるのが特徴です。
サイン:もともと1938年からあるハリウッドジュエリーMFG社の出したブランドです。
ブロック体か、筆記体で50年代から【HOLLYCRAFT COPR1953】という年代表記しているものが多い
です。
55年以降は【©】が入ります。