コスチュームジュエリーの歴史 & ジュエリーブランドサイン集 A~Z、数字
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<L>コスチュームジュエリーブランド&ジュエリーサイン集
Lea Stein(リア・スタイン) 1957年~81年。88年~
フランスのパリ出身のリア・スタインは、ボタンなどのデザイナーを経て、1957年にコスチューム
ジュエリーを作り始めました。
彼女の製作に欠かせないカラフルな素材は、セルロース・アセテートを層状に練り合わせたもので、彼
女の夫が考案した新技法です。
デザインは、猫や犬などの動物、人間をモチーフにし、生き生きとした造形は見ているだけで、楽しい
です。
81年に一度会社を閉じましたが、88年に再び製作を始めています。
サイン:フランスのブランドです。
ブロック体で【LEASTEIN PARIS】とV字の金具にかかれているか、アイテムによっては文字が入りき
らないため短く【LEA STEIN】と省略されております。
1980年代にいったん制作活動を停止していたため、初期のヴィンテージのものと現在と分けられてい
ます。
初期モデルはボタン類、アールデコ風の女性や帽子、車、モッズ風の子供、トラボルタやエルビスなど
です。
現在のモデルはフクロウ、リック犬、テントウムシ、ペンギンなどです。
一貫して作られている『3Dフォックス』などのモデルは見分けにくいがモチーフが見分ける鍵になって
おります。
Lindner(リンドナー社) 1929年~
ドイツのババリア(ドイツ語ではバイエルン) 地方にある磁器窯のリンドナー(Lindner)は、1929年に創業しました。
マイセンから独立し、伝統的技法によるハンドメイドで職人がひとつひとつ丁寧に作っている手作り磁器窯です。
マイセンの流れをくむ伝統的技法で職人が作る温かみと、一点からの受注生産にも応じる昔ながらのシステムも魅力です。
そのため大量生産が困難で、流通量が少ないですが、ハンドメイドにこだわる工房だからこそ多様なアイテムの
ラインアップでカップ&ソーサーやプレートなどテーブルウェアから、キャンドルスタンド、時計、フラワーベース、
磁器(ポーセリン)のジュエリーなど幅広く制作しています。
とくにシンブル(指貫)はとても有名で、世界三大メーカーのブランドのひとつです。
Lisner(リスナー) 1904年~1979年
LISNER(リスナー)は1904年に、ニューヨークで設立されました。
元々ジュエリーや、帽子ピン、クリスタル贈答品、時計などをヨーロッパから輸入していた会社です。
1930年代までは、ヨーロッパから輸入したジュエリーや宝石を卸売りし、他のメーカーの為にジュエ
リーも製作していました。
Schiaparelli(スキャパレリ)へ、宝石を卸売りするだけでなく、フランスで販売していた
Schiaparelli(スキャパレリ)のジュエリーをアメリカに輸出販売し人気となりました。
1930年代は、第二次世界大戦で宝石やラインストーンを輸入するのが困難になってきます。
この頃から、自社ジュエリーも手掛けるようになり1938年から【Lisner】の刻印を入れ始めました。
その後1940年代頃にCoro社のデザイナーだったSelwyn Youngが加わり、1950年~1960年のジュエ
リーは特に流行りました。
スキャパレリの木の葉モチーフを製造したり、そのデザイン性に加え大量生産して価格を抑えた為、50
年から60年代に非常に人気がありました。
美しく綺麗なジュエリーデザインで、葉、果物、花など自然を取り入れたデザインです。
オーロラ加工をしたカラフルなラインストーンやプラスチック素材が多いです。
次々とジュエリーを生み出したコスチュームジュエリーメーカーです。
サイン:1938年から【Lisner】で刻印し始めます。
【©Lisner】©マークが付くのは55年以降です。78年にRichelieuと合併して、社名が(D. Lisner &
Company/ Lisner Richelieu Co.)リスナー・リシュリュー・コーポレーションに変更した後、解
散しました。
Little Nemo (リトル・ニモ)1913年~1978年
Little Nemo (リトル・ニモ)はアメリカのロードアイランド州プロビデンスに1913年創業し1978年まで続いたジュエリーブランドです。
サイン:【©NEMO】
Liz Claiborne(リズ クレイボーン) CJ1980(1976)~年
アメリカ人の両親を持つAnne Elisabeth Jane "Liz" Claiborne(アン・エリザベス・ジェーン"リズ"クレボーン)は、1929年ベルギーのブリュッセルで生まれました。
幼年期をアメリカのニューオーリンズで、思春期をフランスのニースで過ごしました。
1954年にアメリカのニューヨークに渡り、デザイーナーとしてのキャリア(経験)を積みます。
1976年に夫や友人たちと共同設立したLiz Claiborne(リズ クレイボーン)社はとても有名です。
デザイン性よりも常に着る人の立場でデザインを続け、巨大な企業へと成長しました。
1980年にアクセサリーも設立されました。ケイト スペードなどを傘下に持ち2007年死去されました。
サイン:【LC】【Lc】【LIZ CLAINBORNE】
L. RAZZA (ルーク ラッツァ) 1960年~1970年
L. RAZZA (ルーク ラッツァ)はLuke Razza によるデザインのコスチュームジュエリーブランドです。
1970年代初頭までの10年間、ジュエリー市場で活躍していました。
この会社は象牙を驚くほど模倣するタイプのプラスチックを開発することで知られるようになりました。
動物、干支、天使、イニシャルの大きな数字の装飾ものが特徴です。
特にルカ・ラッツァのジュエリーは、銀と金の色調の宝石合金、プラスチックやエナメルを使用しており、手作業で製品を作っています。
L. RAZZAとマークのある品はカタログで非常に高く評価され、うらやましいほどの不朽のファッションブログに掲載されています。
サイン:【©L.RAZZA】
Louis Rousselet(ルイ・ロスレー) 1922年~
クチュールメゾンを彩ったブランドです。
幼い頃よりガラス工房へ奉公に出されたルイ・ロスレーは、そこでビーズ制作技術を習得。
1922年にはパリにガラスやフェイクパールの制作工場を作り、アル・デコ期のアクセサリーを彩りま
した。
20年~30年代のミュージックホール全盛期には、歌手のジョセフィン・ベーカやミスタンゲット、
ムーランルージュのスターたちを飾り立て、シャネル、スキャパリレ、パルマンらのメゾンから注文を
うけ、ルネ・ラリックとも共作しておりました。