「KIGU」はハンガリーの首都ブダペストで創設したコンパクトメーカーです。

金職人のJosef Kiaschekが初めにコンパクトを作り、彼の息子Kiaschek Gustav がコンパクトを製造するため自身の名前を付けた「KIGU」を創業しました。

Kiaschek Gustavには３人の息子がおり、そのうち二人、ポールとジョージが第二次大戦後にイギリスのロンドンで「KIGU of LONDON」を創業しました。

そして戦争後もう一人の兄も会社に加わります。

品質もさることながらデザインでも高く評価され、1949年の英国産業フェアー でエリザベス女王もコンパクトを購入しました。

1956年にはコンパクト専門でイギリス最大大手の会社にまで発展します。

ジュエリーも手掛け人気を誇ったブランドです。マルカジットを使った優雅なジュエリーを多く手掛けています。 しかし1977年に操業が終了しました。

ハリウッド黄金期の女優たちに愛されたブランドです。


アメリカ・デトロイト生まれのケネス・ジェイ・レインのブランドです。


1950年代半ばに『ヴォーグ』誌の名物編集者ブリーランドに見込まれ美術部で活躍しました。


ディオールのラインストーンのついた靴のデザインを手がけた後、63年にコスチュームジュエリーの、
デザイナーとしてKJLを設立しました。


ギリシャ・ローマからルネッサンス、アジアなどの伝統的なスタイルを想いを得たデザインで、女優だけ
でなく王室、大統領夫人にも顧客が多い。


サイン：【K.J.L】や© が真ん中に入っている【KEN-NETH © LANE】は、1960年～70年代の初期モ
デルで、コレクターズアイテムになっております。
ｃが横に入っている【©KENNETHLANE】は90年代のサイン。
【KENNETH JAY LAE】は70年～80年代【KJL】も90年代のもの。

クチュールメゾンを彩ったブランドです。


クレイマーは1943年、ルイス・クレイマーと二人の兄弟がニューヨークで創業しました。


ボリュームたっぷりなラインストーン使いが特徴です。


40年～50年代は、ルイス自身がデザインしたもので、コレクターの間ではこの時期が特に評価されて
おります。


コロのように幅広い価格ラインを設定して他より安く買えるものもありました。


一方ディオールアメリカ法人のための制作もしており、【Dior by Kramer】 などと、自社名も刻
まれております。


サイン：【KRAMER N.Y.】のサインやグレーのメタルは1940年代から50年代初頭に作られたという意
味です。
レアなアイテムになります。
シンプルな【KRAMER】は後期のものになります。
40年～50年代は代表のルイ・クレイマー自身がデザインしていました。
50年代の高級ラインは筆記体で【THE Real Look】、通常のラインを【THE Diamond Look】と刻
印し、タグを付けました。
50年～60年代にクリスチャン・ディオールから発注を受けたものは、【CHRISTIAN DIOR BY
KRAMER】とサインしております。
アモラレリは同じ会社から出していた別のラインです。

George Krememtz(ジョージ クレメンツ)が設立したクレメンツは、クレメンツとリスターの家族が所有していました。

カフスボタンやネクタイの留め金など男性のゴールドジュエリーを作るメーカーで、サインは1907年～1930年【NU-KAY】した。

1930年以降はスカーフピンやブローチ、ネックレスなど女性のジュエリーも手掛けます。

10Ｋと14Ｋゴールドプレートで真珠や宝石などを使いアールデコやアールヌーボ時代の美しいデザインで作られました。

1948年は【DIANA】と刻印されデパートなどで販売されていたもので、なかなか見かけることのないジュエリーです。

リスターはクレメンツのファインゴールドジュエリーに特化します。

しかしGoldman（ゴールドマン）と Tiffany Co（ティファニー社）に売却されました。


サイン：1907年～1930年【NU-KAY】
【KREMENTZ USA】【KREMENTZ 14 KT.GOLD OVERLAY】【Richard Krementz 18K】【KREMENTZ PLATE】