ジュエリー用語/技法集あ~わ
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【か】ジュエリー用語/技法集 一覧
カット(宝石のカット)
宝石のカットは、大きく分けて『ファセット・カット』と『カボション・カット』の2種類がありま
す。
『ファセット・カット』は、平らな面が何個も色々な大きさ、角度で連なっているカットです。
ファセットカットは、反射と屈折を大事にする透明石が用いられます。
ファセットカットには、ダイアモンドなどによく使われるカットの『ラウンド・ブリリアント・カッ
ト』や『マーキス・ブリリアント・カット』『ペア・シェイプ・ブリリアント・カット』など、様々な
カットがあります。
もう一つは『カボション・カット』と呼ばれる、つるりとした曲面をもった半円形のカットです。
頭のように丸くつるんとしたカットと言う意味です。
カボションカットは、半透明石や不透明石に用いられています。
カボションカットにも、カットデザインに様々な名前が付いています。
『ハイ・カボション』『シングル・カボション』『ロー・カボション』などがあります。
カボション・カット(Cabochon CUT)
宝石には色んな種類のカットデザインがあり、それぞれ名前があります。
宝石のカットは、大きく分けて『ファセット・カット』と『カボション・カット』の2種類がありま
す。
『ファセット・カット』は、平らな面が何個も色々な大きさ、角度で連なっているカットです。
『カボション・カット』は、つるりとした曲面をもった半円形のカットです。
カボションのカボはラテン語のカボ(頭)からきています。
頭のように丸くつるんとしたカットと言う意味です。
カボションカットは、半透明石や不透明石に用いられています。
石は反射や屈折などの内側からの輝きを求めることは難しく、表面からのつやと色と形の美しさを見せ
る為です。
石の種類、品質により山の高さを低くしたり高くしたりします。
カボションカットにも、カットデザインに様々な名前が付いています。
『ハイ・カボション』は山が高い曲面をもったカットです。
『シングル・カボション』は、山が少し高い曲面をもったカットです。
『ロー・カボション』は、山が低い曲面をもったカットです。
『ダブル・カボション』は、下にも膨らみをもたせたものです。
『ホロー・カボション』は、底部から内側に向かって掘ったカットデザインです。
カメオ(cameo)
浮き彫りを施したものをカメオ、沈め彫りを施したものをインタリオといいます。
カメオとインタリオをまとめて「カメオ」と呼ぶ場合が多いです。
古代ギリシャで発達した技法で、カメオもしくはインタリオを施した宝石を指輪にはめ、印章代わりに使用していたといわれ、古代より装飾品をはじめお守りとして使われてきました。
カメオは、よく女性の横顔がモチーフになっています。
2層のコントラストで表現される為横顔の輪郭が美しく見える為です。
また、ギリシャ神話、風景、花などもございます。
貝殻で作られたカメオはシェルカメオ、メノウなどの石で作られたカメオはストーンカメオ。金属で作られたものはメタルカメオ。アクリル樹脂で作られたものはアクリルカメオと呼ばれています。
また象牙やサンゴ、木材まで使われている素材は様々です。
シェルカメオには、サードニクスシェル(褐色)、コーネリアン(茶褐色)、マザーオブパール(パール色)、コンクシェル(ピンク色)などがあります。
シェルカメオは、機械を当てての彫刻はひび割れを伴うため難しく、手彫りで彫られています。
貝の形状もそれぞれ異なるため、一つ一つ丁寧に仕上げられています。
天然の貝を使っているため二つとして同じ作品がないのも魅力です。
シェルは昔から様々なデコレーションやボタン、宝石の材料として重宝されている素材です。パリから北に50kmの場所ににある
メリュとその近郊は貝を多き使う寄木細工のような宝飾品タブレットリーの特産地でもあったことから貝の都と呼ばれていました。
タブレットリーとは、タブルティエと呼ばれる職人が木、象牙、貝など様々な材料を細かく切断しパズルのようにはめ込み緻密な柄を描いた宝飾品です。
ガラリス(Galalith)
1920年代ぐらいまで、ヨーロッパでコスチュームジュエリーで用いられていた合成樹脂素材。
ミルクプロテインなどを材料に作られた硬質なプラスチックです。
ベークライトと酷使しているため、フレンチベークライトとも言われています。
カリブルカット(Calibre cut)
カリブルカット(カリブレカット)は20世紀に入ってから登場する石留め(セッティング)の技術です。
アールデコ期のジュエリーにセットされたジュエリーにみられる技法です。
カリブレカットは石を止めるのに、爪止めではなく、石の両側の縁をわずかに倒して、レールのように留
める技法です。
アールデコ期に同じ色同じ形の石を連続して留める時に使われていました。
カリブレカットにすることで、石と石の間に爪が見えず、石を連続してラインを作る時にすっきりと見え
るのが特徴です。
ネックレスやブローチで、カリブレカットのジュエリーが見られます。