ジュエリー用語/技法集あ~わ
- <あ>
- <い>
- <う>
- <え>
- <お>
- <か>
- <き>
- <く>
- <け>
- <こ>
- <さ>
- <し>
- <す>
- <せ>
- <そ>
- <た>
- <ち>
- <つ>
- <て>
- <と>
- <な>
- <に>
- <ぬ>
- <ね>
- <の>
- <は>
- <ひ>
- <ふ>
- <へ>
- <ほ>
- <ま>
- <み>
- <む>
- <め>
- <も>
- <や>
- <ゆ>
- <よ>
- <ら>
- <り>
- <る>
- <れ>
- <ろ>
- <わ>
【き】ジュエリー用語/技法集 一覧
ギルディング(Guilding/Guilded)
地金に金をメッキする技法で金メッキのことです。
ギルディングは、銅の合金(亜鉛が少ない黄銅)を指します。
キャッチ
長いピンの先に飾りが付いたピンブローチで(スティックピン、ラペルピン、ハットピンとも言います。)
先の尖った方のピン先を留める留め具をキャッチと言います。
また、ピアスの留め具もキャッチと言います。
男性が付けるネクタイに付ける「タイ・タック」の裏で留める金具をキャッチと言います。
キャッチは、受け止める留め具の事です。
キャッツアイ
猫の目のように、光の筋(シャトヤンシー)の模様が現れるものをキャッツアイ、又は猫目石といいます。
一般的にキャッツアイと呼ばれるものは、クリソベリルキャッツアイと言います。
しかし、色んな宝石に筋の光が現れる光彩効果が表れます。
トルマリン、アクアマリン、アパタイトなどがあります。
筋が並んだ石の底辺を平行になるようにカボションカットすると、石の表面に猫の目のような光の筋が
現れます。
キャッツアイ石(猫の目模様)や、スター石(スター模様)などの光彩効果を出すためにカボションカットされることが多いです。
またドームを高く研磨した方が、光条が強く出ます。
「シャトヤンシー」でご紹介しています。
キャムフォーガラス(CAMPHOR GLASS)
19世紀半ばに非常に人気のあった素材でネックレスからブローチ、指輪など様々なジュエリーで使われ
ていました。
白濁ガラスで、水晶に似せたガラスになります。
裏の面に、放射線状の線が彫られています。
フレームはシルバーやゴールドが使われ、フィリグリー細工や、銀細工で彩られた美しいジュエリーです。
高価なものだと中央にダイヤモンドがあしらわれていますが、ラインストーンやパールがセットされた
ものもあります。
キュービックジルコニア(CZ)
CZは、キュービックジルコニアになります。
キュービックジルコニアは、ダイヤモンドに近い高い屈折率があり、限りなく本物に近い、模造ダイヤ
とも呼ばれています。
金(Gold)
紀元前4000年のオリエントでの青銅文明の頃に自然金として発見されたと言われています。
他の物質は、酸素やバクテリアの影響で腐ったり錆びたり変色するのですが、金はその影響をほとんど
受けません。
金は王水(塩酸と硝酸の混合液)以外の酸には侵されないし、燃えて灰になったり、表面が変色したり
しません。
また、金箔のように薄い板状に伸ばすことができる金の特性のおかげで、エジプトのツタンカーメンの
黄金のマスク、京都の金閣寺、スペインのアンダルシアにあるセビリア大聖堂の「黄金色の木製祭壇」
に金が使われています。
この金の永遠性が昔から愛される理由です。
金について「ゴールド(Gold)」でも、詳しくご紹介しています。
銀(silverシルバー)
よく見られるスターリングシルバー925 (sterling silver)は、 92.5%が純銀です。
銀の純度(ファインネス)には、
『958.4』『935』『925』『900』『835』『830』『800』があります。
シルバー『900』は、コインシルバーとも呼ばれています。
シルバーだけだと柔らかくて加工が難しい為、銅などの金属を混ぜて強度や耐久性を高めています。
Sterling(スターリング)という言葉は、非常にすぐれた、りっぱな、信頼できる、正真正銘の、本物のというような
意味があり、さらに英貨のポンドの(略:S., stg.)のことをあらわす言葉でもあります。
これはイギリス銀貨が法定の純度をきちんと保ちつづけているからです。
スターリングシルバーは、熱処理を行うことで時間とともに硬さを増す効果があるといわれており、貴
族の富の象徴のテーブルウェアや、宝飾品に多く利用されてきました。
シルバーの種類でも、詳しくご紹介しています。