ジュエリー用語/技法集あ~わ
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【り】ジュエリー用語/技法集 一覧
リストバンド(wristband)
テニスや野球などのスポーツの際や、ファッションとして手首に着けるアクセサリーで、ブレスレット
の一つです。
スポーツで使うリストバンドは、たいてい綿製になっていてテニスプレイヤーが、試合中に汗が手に流
れ、手がすべることを防ぐためや、額の汗などを拭くために作られたものです。
ファッションとして付けるリストバンドは、シリコン製のものでメッセージが彫られています。
リバースインタリオ(Reverse intaglio)
リバースインタリオは、宝石やガラス、プラスチックなど裏側からデザインを彫り込んで彩色したものです。
リバース(裏側)インタリオ(沈み彫り)のことで、裏側から彫り、表面から見た時に正像になるよう彫り進めます。
コスチュームジュエリーではルーサイトなどのアクリルに施されることが多いです。
リボンBow(ぼう)
蝶結びしたリボンのモチーフです。
リモージュ(LIMOGES)
日本の「有田」「瀬戸」などと同じく窯業地の名前で、フランスの中部に位置する土地の名で、そこで生産される磁器を「リモージュ焼」といいます。
リモージュ磁器の生産は、1771年が始まりと言われています。
リモージュの特徴は、白色の薄手の生地の上に華やかな絵付けを施します。
リモージュ焼はカオリンが原料で、約1400度の高温で焼成することで透明感がでるのが特徴です。
リモージュには1864年に設立した『アビランド』というブランドをはじめ、マリーアントワネットの優雅なシリーズで有名な『ロワイヤルリモージュ』など、たくさんの陶磁器メーカーがあります。
「MADE IN FRANCE LIMOGES」「LIMOGES FRANCE」「PORCELAINE DE LIMOGES 」「PEINT MAIN LIMOGES FRANCE」などのバックスタンプがあります。
リングの呼び名
■リングはつける指で違う呼び名
・『ピンキー・リング』英語で小指のことをピンキーと言います。
昔から、右手は「権力と権威」左手は「服従と信頼」を表す手と言われてきました。
小指は「チャンスや秘密」の象徴とされています。
小指は一番外側の指なので立爪のようなタイプはあまりありません。
・『ブライダル・リング』薬指は「創造」を象徴する指とされています。
特に左手の薬指は、古代エジプトより愛の血管が心臓までつながっているということで、愛の証の指と
されてきました。
・『中指リング』この指は「直感やインスピレーション」を表す指と言われています。
指の中で一番長くセンターにあるので、ボリュームのあるデザインを付けこなすことができます。
・『インデックス・リング』指さして方向を示したり、指示をするときに使われるのが人差し指です。
英語でこの指にはめるリングを『インデックス・リング』と言います。
この指は、「人を導き教える」指とされ、古代ローマ時代には海外遠征する巨下を任命するときなど、
この指にリングをはめて行いました。
・『サム・リング』は親指につけるリングになります。
■結婚に関するリングの呼び名
『婚約指輪』『エンゲージ・リング』は婚約が成立したときに男性から女性にへ贈られるものです。
『ウエディング・バンド』『ウエディング・リング』『マリッジ・リング』は、結婚式の日、または入
籍した日にお互いに交わすリングです。
『婚約指輪』と『結婚指輪』を合わせて『ブライダル・リング』とも言いますし、『結婚指輪』のみを
『ブライダル・リング』と呼ぶ場合もあります。
■アニバーサリー(記念)に関するリングの呼び名
・『エタニティー・リング』は、結婚記念日や子供が生まれた記念に夫から妻へ贈られるリングです。
・『フル・エタニティー・リング』は、永遠に変わらない気持ちと言うことで、リングの全周に途切れる
ことなく石を留めたものを呼びます。
・『ベビー・リング』は子供が生まれた記念に祖父母や父母から子供へ贈られるもので、健康に育つよう
願いを込めたリングです。
赤ちゃんの指に合わせて作られるので、とても小さいのが特徴です。
■組み合わせによるリングの呼び名
カルティエ社の3色の3つの輪が絡まった3連リングは、トリニティ・リングとして親しまれていま
す。
トリニティは三位一体と言う意味で、3色のカラーゴールドのうち、ホワイトゴールドは友情。
イエローゴールドは忠誠。ピンクゴールドは愛情をあらわしています。
これをデザインしたのは、ジャン・コクトーです。
彼は、劇作家、画家、詩人、粋人として活躍していた人です。
彼は自分でつける為、1925年にカルティエ社に注文しました。
2連リングをツイン・リング。5連リングがあります。
その他、何本も分かれていて、組み合わせるのが大変な『パズル・リング』といった遊び心いっぱいの
リングもあります。
・『セット・リング』実際付けるのは2本ですが、1本のリングに見えるタイプです。
立て爪にV字リングを絡めています。
使用される場面で使い分けできるよう工夫されたものです。
・『コンビ・リング』1本のリングで2種類の地金を使ったリングです。コンビネーション(組み合わせ)
を略しコンビと言います。プラチナと金の組み合わせが多いです。
・『誕生石リング』生まれた月の誕生石を身に着けると災難をよけ、幸せが来ると言われています。
イスラエルの祭司が着る服の胸に当て種類の異なる12個の宝石をはめていたのが、誕生石の始
まりと言われています。
現在の誕生石は1912年アメリカの宝石商が定められたのを基準に、各国の特殊性を加味し制定されて
います。サンゴとヒスイを加え日本の定番にしたものです。
■昔からいわれのあるリングの呼び方
・『ポージー・リング』ポージーとは、詩や短い文句をリングの表面及び、内側に彫刻したリングです。
13世紀から18世紀の終わりまでヨーロッパで広く流行したリングです。
・『カレッジリング』大学の校章・シンボルが入ったリングです。
「スクール・リング」とも言います。同じ学校の生徒が身に着けます。入学記念・卒業記念として用い
られます。同じタイプのリングとして級友同士で身に着ける「クラス・
リング」があります。