純銀に銅を１０％混ぜた硬めのシルバー合金が、シルバー900です。

欧米各国（イギリスを除く）では、かつて銀貨にこのシルバー合金が多く使われていたので、コインシ
ルバーとも呼ばれています。

光沢仕上げは「鏡面仕上げ又は鏡面加工」や、「ポリッシュ（Polish）」「艶あり」とも言います。

表面を光らせ、鏡のように反射し光らせます。

表面がつるんとしてピカピカに磨きあげて仕上げる技法で、古くから行われています。

コスチュームジュエリーは、天然宝石に色や外観を似せて作った、天然宝石の代用素材が多く使われて
います。

鉛を含んだ屈折率の高いガラスをダイヤモンドとして使われたり、コスチュームジュエリーは、「本物
以上に最高のジュエリー」として美しく見えるよう、計算し作られています。

シャネル、ディオール、スキャパレリといえば、オートクチュールの全盛期に活躍したクチュリエで
す。

彼らクチュリエたちは、コスチュームジュエリーの先駆けともなりました。

第一次世界大戦後、それまでの数年間は窮乏(きゅうぼう)生活を耐えた人々が贅沢なものや娯楽への関
心が高くなりました。

また、夫や恋人が戦死し働かざるを得なくなり、女性の社会参加ともつながり、

「本物以上に最高のジュエリー」として作られたコスチュームジュエリーが、受け入れられました。

ミリアムハスケルは、コーラル、シェル、ウッドなど自然素材を取り入れ、その色使いは美しいもので
す。

フェイクパールも魚の鱗やセルロースなどから作られ絶妙な色を出しています。

ジョセフ・オブ・ハリウッドのブランドを作ったユージンジョセフも、ハリウッド作品で映えるよう、
またスタジオのきついライトに乱反射しないよう工夫を重ねた作品を作っております。

トリファリは、「ラインストーンの王者」と呼ばれるほど、ブロードウェイのミュージカルにも作品を
提供したり、アイゼンハワー大統領夫人やイギリスのエリザベス女王即位記念のラインは人気を博しま
した。

コスチュームジュエリーは、職人技が詰まっています。

1970年代までのコスチュームジュエリーは、素材や技術、コスト面でも現代では生産が 不可能で、
アートな美しいデザインのものが多いです。

他の金属に混ぜることで赤みがかった色合いを出すことができます。

ルノアールは、コッパージュエリーを専門に扱うコッパージュエリーブランドです。

「銅」で紹介しています。

コピーライトは、Copyright All Reservedの略で、著作権表示（ちょさくけんひょうじ）のことです。
丸の中にCの©で表記されています。

エナメルよりも低温で焼き付けることができるエナメル技法です。

コスチュームジュエリーによく見られます。

ゴールドフィルドは、金の層を高熱と圧力で素材に圧着させたものです。

金の層の重量が素材を含む総重量の1/20以上の場合、 ゴールドフィルド（金張り）と呼ばれています。

ゴールドプレートよりも厚い層で作られ耐久性に優れています。

そして、ゴールドフィルドはゴールド製品12Kや14Kや18Kと同じ色味で高級感があり、高級ジュエリー
などで使われています。

ゴールドフィルド（金張り）は、GFで表されています。

サイン：
12金ゴールドフィルド⇒12KGF
14金ゴールドフィルド⇒14KGF
18金ゴールドフィルド⇒18KGF

ゴールドプレートは、金めっきとも呼ばれています。

プレート（めっき）は化学的に金を金属面に付着させる方法です。

ゴールドプレートよりも、ゴールドフィルドの方が厚い層で作られ耐久性に優れています。

ゴールドプレートはG（ゴールド）の後にPlated（プレート）の”P”で表されています。

ゴールドプレート⇒GP