ジュエリー用語/技法集あ~わ
- <あ>
- <い>
- <う>
- <え>
- <お>
- <か>
- <き>
- <く>
- <け>
- <こ>
- <さ>
- <し>
- <す>
- <せ>
- <そ>
- <た>
- <ち>
- <つ>
- <て>
- <と>
- <な>
- <に>
- <ぬ>
- <ね>
- <の>
- <は>
- <ひ>
- <ふ>
- <へ>
- <ほ>
- <ま>
- <み>
- <む>
- <め>
- <も>
- <や>
- <ゆ>
- <よ>
- <ら>
- <り>
- <る>
- <れ>
- <ろ>
- <わ>
【す】ジュエリー用語/技法集 一覧
透かし細工(Open Work)
透かし彫りは、オープンワークとも言います。
地金を小さな糸ノコを使って、少しずつ模様を切り抜き、模様を作る方法です。
小さなジュエリーの地金は小さく、また硬いので時間のかかる技法です。
スキャッタ ピン(scatter pins jewelry)
scatter pins といって、1950~1960年頃に人気のあったブローチで、大小のブローチや、2つのブローチをセット販売していました。
Gerrys(ゲーリーズ)のメーカーブランドからもよく出ていたセットジュエリーです。
スコティッシュジュエリー(Scottish Jewelry)
スコティッシュジュエリーは、スコットランドの民族衣装の「キルト」を留める為の男性用のブローチです。
タータン柄の巻きスカート風で、ウール製の1枚の布からできている民族衣装です。
19世紀にヴィクトリア女王が、スコットランドのバルモラル城(Balmoral Castle)を、御用邸にし
たことから、英国の人々もスコットランドへ行くようになり、記念としてスコティッシュジュエリーを
持ち帰って人気になったジュエリーです。
スコティッシュジュエリーのほとんどはシルバーで、スコットランドの国花アザミと、ケルト十字
(ケルティッククロス)十字に円形を組み合わせたデザイン、盾と斧が組み合わさったデザイン、
バックルデザインなどスコットランドにゆかりのあるモチーフで作られています。
宝石もこの土地でとれるメノウ、アメシストやシトリンなどの石が使われています。
スターリングシルバー
純銀92.5%に銅など7.5%を混ぜたものを、925(きゅうにいご)又はスターリングシルバーと呼ばれています。
銀の世界各国の品位の使われ方としては『925』が一番多く見られます。
銀の純度(ファインネス)の使用基準になります。
純銀を含め、最低基準に達していれば使用可とするマークが入っています。
金属メッキ製品は、基準が800以上の場合のみマークを入れます。
歴史は古く、金・銀が1300年にイギリスの法定品位となりました。
プラチナは、1975年に制定されています。
スターリングシルバーは、12世紀イギリスで発達したもので、世界的に普及しています。
純銀だけだと、柔らかすぎて加工できない為に銅などを加えて強度をだしています。
そのため、スターリングシルバー以上であれば、純銀とも呼ばれています。
スターリングシルバーには、刻印とホールマークがあります。
スターリングシルバーは、熱処理を行うことで時間とともに硬さを増す効果があるといわれており、貴
族の富の象徴のテーブルウェアや、宝飾品に多く利用されてきました。
サイン:スターリングシルバージュエリー場合は、『SILVER』『STERLING』『STERLING SILVER』『SS』『925』や、
ホールマークのライオンパサントのマークで刻印されています。
ホールマークについて【ほ】で詳しく書いています。
スプレーブローチ
肩に付けるブローチで花を1本胸に付けているような、長さのあるデザインブローチです。
スペインのトレド細工
スペインのトレド細工は、象嵌(ぞうがん)と言われる工芸技法のひとつです。
象嵌(ぞうがん)は漢字で象眼とも書きます。象は「かたどる」、嵌は「はめる」と言う意味があります。
スペインのトレド地方では、特に金工象嵌が有名です。
下地金属に、へこみや溝を掘りだして、そこに別の金属をはめ込みます。
象嵌の本来の意味は、一つの素材に異質の素材を嵌め込むと言う意味です。
金工象嵌、木工象嵌、陶象嵌等があります。
この中の金工象嵌は、シリアのダマスカスで生まれ、シルクロード経由で飛鳥時代に日本に伝わったと
云われています。
素材としては金属だけではなく、彩色した木材や骨片、貝殻、陶磁器なども用いられます。
スワロフスキークリスタル
1895年にオーストリアで創業したガラス製造会社で、クリスタルガラスメーカーです。
特別なカット技術を発明し、スワロフスキー社が開発したクリスタルガラスのカットマシンによる製品
が広く使われるようになりました。
美しい輝きと精巧なカットでクリスタル技術の先駆けとなりました。
ベルサイユ宮殿やオペラ劇場のシャンデリアパーツとして使われていることでも有名です。
スワロフスキー社製の品質の高いクリスタルガラスは、コスチュームジュエリーでもよく使われています。
スワロフスキークリスタルは、酸化鉛が32%以上含有しています。
含有が高いほど透明度や光の屈折率も高くなり輝きが増します。
スワロフスキーのクリスタルは、光の反射加減でよりくっきりとした虹色に見えて、とても美しく輝きます。